初正月

この行事とは

赤ちゃんにとって初めて迎えるお正月(1月1日を初めとする年の初めの期間)を祝う行事です。男児に破魔矢(はまや。魔よけの飾りとして語られることが多い)、破魔弓(はまゆみ)、女児に羽子板(はごいた。羽根突きに使う板。厄をはねのけるイメージで語られることも)を用意する説明がよく出ますが、型にはめず家族のペースでかまわない家庭も増えています。解釈は地域・時代でさまざまです。

十二月生まれは準備日数が短く感じるかもしれません。飾りだけ先にそろえ、正月に写真を撮る程度でも十分な家庭は多いです。

日取りと、だれが何をするか

対象は、生まれてから初めて一月一日を迎えるお正月です。飾りは十二月下旬から松の内(まつのうち。門松など正月飾りを出しておく期間。地域で「いつまでか」の説明が違います)ごろまで、家庭で幅があります。初詣(年が明けて初めて神社やお寺へ参拝すること)は体調と混雑を見て一月一日ではなく、日付をずらしてかまいません。

祖父母が贈る家もあれば、両親が買うだけの場合も。赤ちゃんは長時間の外出を無理にせず、写真に収まる存在として守るとよいです。

用意しておくとよいもの

  • 男児なら破魔矢・破魔弓、女児なら羽子板(ミニでも可)
  • 初詣なら防寒、抱っこ紐、授乳しやすい服装
  • 祈祷やお守りなどで初穂料を払う場合は、次の見出しを参照(新札の用意も)
  • 鏡餅(かがみもち。正月に飾る丸餅の飾り)、おせち(重箱に詰めた正月料理)は家庭の習慣に合わせてかまいません

初詣・お賽銭と初穂料の目安

お賽銭の額に決まりはなく、きれいな小銭を少し多めに持っていく家庭が多いです。

祈祷の種類や神社によって、専用の封筒・用紙や表書きを指定されることがあります。まず社務所・授与所の案内を優先してください。

  • 封筒のし袋を使う家庭も多く、水引は蝶結び(何度参拝してもよい祝い事向きと紹介されることがあります)がよいとされる説があります。手元になければ白封筒でもよいと紹介されることもあります。
  • 表書き:多くは袋の中央付近に「初穂料」、その下に祈祷を受ける本人の名前を書くと案内されます。祈祷では「御祈祷料」など別表書きや、神社支給の用紙がある場合があります。
  • お金:新札やきれいな紙幣を用意する家庭が多いです。肖像が表を向くように入れる、と紹介されることがあります。
  • 渡し方袱紗(ふくさ)に入れて持ち運び、渡すときは封筒だけを差し出すと丁寧と紹介されます。無い場合は清潔なハンカチの上に封筒を載せる、という説もあります。

混雑時は列の秩序と赤ちゃんの体調を優先してください。

当日の流れの例

正月飾りと破魔矢・羽子板を飾り、記念写真。おせち・雑煮は家族と同じタイミングで。体調がよければ混雑を避けて短時間だけ初詣、という進め方が多いです。

費用の目安

小さな飾りから数百円、本格的なもので数千円以上。写真用に小さめを選ぶとあとしまいも楽です。

よくある質問

Q. 男の子ですが、羽子板だけでもよいですか?
A. 問題ないと考える家庭は多いです。兄弟姉妹のお下がりでそろえることもあります。

Q. 初正月に初詣は必ず行くべきですか?
A. 必須ではありません。体調・感染症の流行を考えて見送る判断もあります。

Q. 十二月生まれで準備の日があまりありません。どうしたらいいですか?
A. 飾りだけ先にそろえ、正月に写真を撮る程度でもかまいません。

Q. 破魔矢はどこに飾りますか?
A. 高い位置、玄関など諸説があります。商品説明書や店員に聞くと安心です。

Q. 女の子に破魔矢を飾ってもよいですか?
A. 兄弟とそろえる、子どもが気に入ったものを選ぶ、という家庭もあります。

Q. 鏡開きは赤ちゃんと関係ありますか?
A. 鏡開き(正月の鏡餅を食べ始める日のこと)は、家庭の正月の習慣に合わせてかまいません。

Q. 義実家と自宅で二重にお祝いになりそうです。どう調整すればいいですか?
A. 日程を分ける、飾りは一か所にまとめるなど、負担が偏らないよう調整するとよいです。

話し合っておくとすれ違いが減ること

祖父母から大きな飾りが贈られる場合は、収納やマンション規約を先に確認しておくと安心です。「初正月だから」と移動や集まりが続くと親子とも疲れやすいので、無理のないペースを家族で決めておくとよいです。

家庭ごとに配慮したいこと

新生児の免疫はまだ発達途中です。混雑した初詣は避けるか短時間に。離婚・再婚では、どちらの家で祝うかは子どもの負担を考えて話し合いが大切です。

地域による違い

鏡開きの日(一月十一日など)の説明は地域で違います。沖縄では旧暦正月(太陰暦=月の満ち欠けで月を数える暦=に基づく正月。新暦の1月とはずれることがあります)や本土とは別の年中行事が強い家庭もあり、本土型の初正月と重ならない場合もあります。

近い時期のお祝い

お食い初めやハーフバースデーのあと、初めての桃の節句より前に来ることが多いです(生まれた月によります)。

参考にできる情報