乳幼児の行事と風習ガイド

乳児期や幼児期には、お祝いごとや季節の行事が次々と訪れます。楽しみな反面、「うちはどうするのが自然?」「義両親との期待がちがうかも」「そもそもどんなお祝い事があるの?」と思うこともあるでしょう。

お祝い事や行事は「知るだけで不安が軽減する」タイプの話なので、このページでどのようなものがあるかを流し読みしてみてください。

行事が近づいたらもっと詳しく説明しているサイトを探せるように、今は頭の片隅に入れておこうという形で役に立てると嬉しいです!

行事一覧

表の「大体の時期」はあくまで目安です。早産や入院でずれることはよくあります。

行事 大体の時期 記事の内容
お七夜 生後7日目の夜 お名前のお祝い、食事、祖父母とのすり合わせ
お宮参り 生後1か月 産着、初穂料、だれが抱っこするか
お食い初め(百日祝い) 生後100日 食事の「まね」、養い親
ハーフバースデー 生後6か月 記念撮影、必須ではないこと
一升餅(満1歳) 1歳の誕生日 背負い餅・踏み餅、安全面
初正月 初めて迎えるお正月 破魔矢・羽子板、初詣
初節句・桃の節句 初めての3月3日 雛人形、片づけの時期、贈る人
端午の節句・こどもの日 初めての5月5日 五月人形・兜、贈る人
七五三 11月ごろ 着物、お参り、写真、アレルギーへの配慮

なお、ここでお伝えする内容は、育児の場面をひとつの視点から整理したものであり、医療・法律・宗教における専門的なアドバイスではありませんのでご了承ください。


身近な人に相談しましょう

お祝いの形は、地域も時代も家庭もまちまちです。法律で「こうしなければならない」と決まっているわけではありませんし、ネットや本に書いてある「昔からの決まり」も、実際にはいくつもの説が並んでいます。ここに書いたことも、例外だらけだと思ってください。

その上で一番大事なのは、身近な人と事前に相談しておくことです。だれが用意するか、いつごろ行うか、大体の予算はどうするか。慣習そのものより、家族の気持ちや赤ちゃんの体調を優先してまったく構いません。入院やNICU(新生児集中治療室)でスタートが遅れたご家庭も、「いつか落ち着いたら」で十分です。

また、インターネットの「相場」や「だれが買うべき」といった記事は、書き手によって内容が食い違うことが珍しくありません。気になったら、いくつかの情報を見比べてみてください。


地域によるちがいについて

日本全国を都道府県単位で詳しくは書ききれません。同じ県内でも、家によって当たり前が変わります。それぞれの行事の記事では、その行事で特に話題になりやすい地域の例だけを補足しています。

沖縄では、本土で馴染みのある行事とは別の名前や日取りで祝うことが紹介されることがあります。たとえば初むーちー(赤ちゃんが生まれて初めて迎える「ムーチー=鬼餅」の行事を祝うことがある。表記にハチムーチーなどいろいろあります)、ククヌカン(本土のお食い初めに近い儀礼と紹介されることがある)、タンカーユーエー(満1歳の祝い)などです。ここの記事は「参考のひとつ」だと思っていただけると幸いです。

五月人形をだれが贈るか、雛人形をいつ片づけるかといった話は、関東と関西などで言われが違うことがよくあります。くわしくは、端午の節句・こどもの日桃の節句の記事を参照してください。


参考文献・リンク

農林水産省のサイト「おいしい和食のはなし。」には、子どもが生まれたら~知っておきたい7つの人生儀礼~として、お祝いの流れがまとめられています。ほかに、お七夜や百日祝い、一升餅、七五三などの項目がある神社の公式サイト、育児の情報サイト、着物レンタルの案内なども、調べるときの入口になります。

紙の本やウェブの記事は、出版年や更新日で内容が古くなっていることもあります。気になる点は、複数の情報を見比べてみてください。